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Japan|有隣堂が台湾発の「誠品生活 日本橋」をコレド室町テラスで運営

Sep 28, 2019.久米川一郎Tokyo, JP
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9月27日に三井不動産が開業するコレド室町テラスに、台湾の誠品グループ(台北市)が「誠品生活 日本橋」をオープンし、日本に初進出する。同店は誠品グループとしては50店舗目で、香港と中国本土を含めた中国語圏外では初出店だ。同店は2,894㎡で、コレド室町テラス2階全体に出店し、同テラスの核店舗的な存在だ。コンセプトは「くらしと読書のカルチャー・ワンダーランド」。7万冊の書籍を集めた「誠品書店」と文具の「誠品文具」の他に、セレクトショップゾーンやワークショップゾーン、飲食・食物ゾーンで構成する。セレクトショップゾーンは約100ブランドを集め、そのほぼ半数は台湾ブランドだ。

この店を実際に運営するのは、書店チェーンの有隣堂だ。誠品グループ61%、三井不動産39%出資の誠品生活のライセンス保有会社を設立し、有隣堂はその最初のライセンシーになった。「誠品生活 日本橋」が成功すれば、今後の多店舗展開が予想される。

有隣堂は、昨年3月29日に三井不動産が開業した東京ミッドタウン日比谷の3階で「ヒビヤ セントラル マーケット」を運営している。書店、レストラン、カフェ、ブティック、理容室などの複合店舗施設だが、2年目を迎えノウハウが蓄積できたことから、今回の「誠品生活 日本橋」のライセンシーになったようだ。苦境に立つ書店チェーンは、こうした複合店舗経営に活路を求めているようだ。

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