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漁網からできた「パタゴニア」のダウンセーター

Nov 15, 2022.Tokyo,JP
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写真:Ian Kasnoff© 2022 Patagonia, Inc.

「パタゴニア(Patagonia)」は、定番のダウンセーターに「ネットプラス」を使用し、よりソフトで暖かく、丈夫なデザインにアップデートした。「ネットプラス」とは、海洋汚染の原因でもある海に捨てられた漁網を回収し、リサイクルしたナイロン素材、HDPE(高密度ポリエチレン)のことだ米国カルフォルニアを拠点とするブレオ社と共同で開発に取り組んだ結果、これまでにリサイクルした漁網は1000トン以上になるという。「ネットプラス」は、バージンプラスチックの使用を削減し、なおかつ有害なプラスチックが海に捨てられることを防ぐことにもつながる。

「パタゴニア」は2020年に初めて「ネットプラス」を取り入れており、2シーズン目となる今年は人気のダウンセーター、ダウンセーターフーディーにも採用した。柔らかく耐久性のある20デニールの「ネットプラス」シェルとライニング、そして800フィルパワーのRDSダウンを約26%増量した。また、新しいダウンシリーズには外出先で使えるリペアパッチが付属する。価格はダウンセーター32,000円、ダウンセーターフーディーが38,000円。

「パタゴニア」のYouTubeチャンネルでは、漁網から「ネットプラス」までの加工工程や「無駄にしないで、着てください」というメッセージとともに現状の海洋汚染問題について解説した動画がアップされている。

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