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陸上長距離界を席巻する「ナイキ」厚底シューズは禁止か!?

Jan 16, 2020.久米川一郎Tokyo, JP
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「ナイキ」公式HPより

『テレグラフ(Telegraph)』など複数の英国メディアが、マラソン世界記録を誕生させるなど陸上長距離界で大注目されている「ナイキ(NIKE)」の厚底シューズ「ヴェイパーフライ」が、国際陸連によって使用禁止になる可能性が高いと報じている。早ければ2020年1月末にも、この厚底シューズに対する国際陸連の判断が発表されるという。

この「ヴェイパーフライ」を履いて昨年10月のロンドンマラソンでコスゲイ(ケニア)が2時間14分4秒の女子マラソン世界記録を16年ぶりに更新。また昨年、非公式レースながら世界記録保持者のキプチョゲ(ケニア)がこの「ヴェイパーフライ」で1時間59分40秒の人類史上初のマラソンで2時間を切る記録をマークしている。日本でも大迫傑が日本記録をマークした他、1月2、3日に行われた箱根駅伝では、参加した選手のほとんどが着用し、10区間中7区間で区間新記録が生まれた。その「威力」については折り紙付きで、国際陸連が禁止の決定をすれば、大きな反響を生みそうだ。

これに似た事例としては、2010年に国際水泳連盟が着用を禁止したイギリスのSPEEDO社のレーザー・レーサーがある。2008年の北京オリンピックでは、トップクラスの選手のほとんどがレーザー・レーサーを着用し、世界記録だけで23個の更新があった。

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