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Japan|一体何があったのか!?「イッセイ ミヤケ」のデザイナー交代の謎

Sep 27, 2019.橋本雅彦Tokyo, JP
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「イッセイ ミヤケ」公式HPより

「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」のデザイナーが宮前義之氏から近藤悟史氏に交代した。これが報道されたのは9月3日。そして9月27日にパリコレで発表された2020年春夏コレクションは、新デザイナーの近藤氏のファーストコレクションになった。

「え?」と誰もが思ったのではないだろうか。デザイナー交代からわずか24日間でコレクションを作れるのか?天才なのか?近藤氏は。近藤氏は1984年生まれ。2007年に上田安子服飾専門学校を卒業後、イッセイ ミヤケに入社。「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」や「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」のデザインチームを経て、2017年に三宅デザイン事務所に移り、研鑚を積んできたという。どうも創業デザイナーの三宅一生氏の「秘蔵っ子」というような存在らしい。研鑚を積んだと言っても、三宅一生氏直々にそのファッションデザインの秘伝を伝授されたのではないか。

それにしても急である。もう宮前氏の2020年春夏コレクションは完成していても不思議はない9月3日。81歳の三宅一生御大がこれに「NO」を出して、「おい近藤君、君がこの前作っていたコレクションでやってみよう」というようなやりとりがあったのではないかと推理したくもなる。

宮前氏は1976年生まれだから42歳か43歳。藤原大氏(2007年秋冬〜2011年秋冬まで「イッセイ ミヤケ」のデザイナーで滝沢直己氏の後任だった。)の後を受けて、35歳で「イッセイ ミヤケ」のデザイナーに就任。この7年間の評価は、 ABCDE評価ならAもしくはその上のS評価というのがファッションジャーナリストのほぼ一致した見解なのではないだろうか。宮前氏は今後同社で研究開発を行い、新たなプロジェクトを進めていくという。

「それってどういうことなの?もっと宮前さんの『イッセイ ミヤケ』のコレクションを見たかったのに」というジャーナリストからの声は上がらないようなのである。日本のファッションジャーナリストなんていうのはその程度のものなのだろうか。

それにしてもである。繰り返すけれども「なぜ?」なのである。「イッセイ ミヤケ」のデザイナーの指名は創業デザイナー三宅一生氏の専権事項であろう。この謎のデザイナー交代の理由は三宅一生氏しか分からないことなのである。「人の城に土足で入ってくるな」と言われそうだから、これぐらいにしておくが、なんとなく宮前氏は出来過ぎた弟子だったのではないか。それが辞めさせられた最大の理由のような気がしている。

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