
欧米のファッション・ビューティ企業33銘柄で構成する「SVT グローバル」は7月24日、構成銘柄の騰落率合計がプラス25.01%となり、前日の今年最大級の全面安から反発した。前日に大きく売られたラグジュアリー株を中心に買い戻しが入り、「ラグジュアリーグループ」セクターではLVMH、エルメス・インターナショナル、ケリングの3社がそろって上昇した。
上昇率トップはスポーツブランド「アンダーアーマー(Under Armour)」を展開するアンダーアーマーで4.30%高。続いて、「ゼニア(Zegna)」を展開するエルメネジルド ゼニア グループが3.69%高、「ルルレモン(lululemon)」が3.30%高、「カルバン・クライン(Calvin Klein)」や「トミー ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」を展開するPVHコーポレーションが3.35%高となり、スポーツ・アパレル関連を中心に幅広く買い戻された。
前日に急落したラグジュアリー関連も反発した。LVMHは1.80%高、エルメス・インターナショナルは1.26%高、ケリングは1.47%高と、「ラグジュアリーグループ」セクター3社がそろって上昇。前日に決算発表を受けて7.88%安と急落したモンクレールも1.25%高と反発し、市場には押し目買いの動きが広がった。
一方、下落率トップはプラダで4.16%安。スウォッチ・グループは2.05%安と7営業日続落。7月21日に発表した2026年12月期上半期決算では純売上高は31億2100万スイスフラン(約6242億円*)、恒常為替レートベースで8.5%増となったものの、営業利益は5200万スイスフラン(約104億円)で前年同期比23.5%減、純利益は1600万スイスフラン(約32億円)で同5.9%減と利益が伸び悩み、市場では厳しい評価が続いている。7営業日累計の下落率は20.59%に達した。
一方で、5月15日に発売した「スウォッチ」と「オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)」のコラボレーションモデル「ロイヤルポップ(Royal Pop)」は、発売初日から需要が供給を大幅に上回る好調な滑り出しとなった。また、「ハリー・ウィンストン(Harry Winston)」は全地域で好調な販売を記録し、中国(香港・マカオを含む)では恒常為替レートベースで約20%増と大幅に伸長。「オメガ(OMEGA)」もリテール事業が恒常為替レートベースで20%増となり、リテール売上高は総売上高の42%を占めるなど主力ブランドは堅調だったものの、投資家は利益鈍化を重視し、株価の下落が続いている。
*1スイスフラン=200円換算(7月22日時点)
【参考】Swatch Group株価
7月16日:-0.95%
7月17日:-0.77%
7月20日:-1.60%
7月21日:-8.20%(決算発表)
7月22日:-5.18%
7月23日:-1.84%
7月24日:-2.05%
【参考】「SVT グローバル」騰落率上位(7月24日)
銘柄名|騰落率
Under Armour|+4.30%
Ermenegildo Zegna Group|+3.69%
PVH Corporation|+3.35%
lululemon athletica|+3.30%
VF Corporation|+3.02%
【参考】「SVT グローバル」騰落率下位(7月24日)
銘柄名|騰落率
Prada|-4.16%
Allbirds|-3.91%
Canada Goose Holdings|-3.02%
Swatch Group|-2.05%
adidas|-1.64%
※「SVT グローバル」は原則として本国のプライマリー上場市場の株価を採用
※本データは各銘柄の現地通貨建て株価を基に算出した日次騰落率で、為替変動の影響は考慮していない
※「SVT インデックス」グローバル版採用33銘柄
LVMH、エルメスインターナショナル、ケリング、プラダ、バーバリーグループ、フェラガモグループ、ブルネロ クチネリ、モンクレール、リシュモン、スウォッチグループ、ファーストリテイリング、インディテックス、ヘネス・アンド・マウリッツ、ヒューゴボス、エルメネジルド・ゼニア・グループ、ラフルローレン、タペストリー、PVHコーポレーション、カプリホールディングス、VFコーポレーション、カナダグースホールディングス、デッカーズ・アウトドア・コーポレーション、リーバイ・ストラウス&カンパニー、ナイキ、アディダス、アシックス、ルルレモン・アスレティカ、アンダーアーマー、コロンビア・スポーツウェア、オールバーズ、オンホールディングス、ロレアル、ユニリーバ








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