
高級家電ブランド「バルミューダ(BALMUDA)」を展開するバルミューダは8月7日、2026年12月期中間決算を発表した。売上高は43億6500万円(前年同期比15.8%減)と二桁の減収となり、営業損益は3億1400万円の赤字(前年同期は3億8400万円の赤字)、親会社株主に帰属する中間純損益は3億3100万円の赤字(同3億9700万円の赤字)だった。赤字幅は縮小したものの、国内市場の低迷が続き、厳しい事業環境が鮮明だ。
地域別では、日本市場の売上高が26億2500万円と前年同期比25.5%減と大きく落ち込んだ。物価高や生活防衛意識の高まりを背景に、高価格帯のデザイン家電に対する消費者の買い控えが続いており、主力市場である国内事業が業績の重荷となっている。韓国市場も8億100万円(同16.1%減)と二桁減収だった。
一方、海外市場では、北米市場の売上高は4億3300万円と前年同期比67.8%増と大幅に伸長し、その他地域も5億500万円(同12.2%増)と増収を確保した。特に、米アップル(Apple)の元チーフ・デザイン・オフィサー、ジョニー・アイブ(Jony Ive)氏率いるデザインスタジオ「LoveFrom」と共同開発したポータブルLEDランタン「セイリング・ランタン(Sailing Lantern)」は販売の約7割を海外が占め、海外市場でのブランド浸透が進んでいる。国内依存から脱却し、グローバル市場で成長を目指す戦略が徐々に成果を見せ始めてはいる。
製品カテゴリー別では、空調関連の売上高が7億2200万円(前年同期比28.9%減)と約3割減少。主力のキッチン関連も29億8700万円(同22.8%減)と低迷し、国内需要の弱さが幅広いカテゴリーに及んだ。
2026年12月期の通期業績予想は据え置き、売上高105億円(前期比3.8%増)、営業利益3000万円(前期は8億6600万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益1000万円(前期は15億9600万円の赤字)と、営業・最終損益ともに黒字転換を見込む。国内市場の回復は依然として不透明だが、海外事業の拡大が黒字転換実現のカギを握りそうだ。





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