
アイウェアブランド「ゾフ(Zoff)」を展開するインターメスティックは8月7日、2026年12月期の中間期決算を発表した。売上高は433億500万円(前年同期比80.7%増)と大幅に伸長し、営業利益は49億5400万円(同33.9%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は29億600万円(同15.0%増)となった。大幅な増収に加え、営業利益、純利益ともに二桁増益を確保した。
今回の大幅増収の背景には、2025年10月に実施した眼鏡販売チェーン「メガネスーパー」を中核とするHorus HDおよびHorusの全株式取得がある。インターメスティックは両社を通じてビジョナリーホールディングスを完全子会社化しており、国内のアイウェア事業を一気に拡大している。
主力の国内事業が業績を牽引した。国内事業の売上高は430億2400万円(前年同期比81.7%増)、セグメント営業利益は49億2900万円(同33.9%増)となった。「ゾフ」では、ブルーライトカット調光レンズの店頭展開を開始するなど商品ラインアップを拡充。目黒蓮を起用したTVCMや各種プロモーション、「創業25周年フェア」などのマーケティング施策も展開した。こうした取り組みに加え、初夏に向けてUV関連需要が高まったことも追い風となり、調光レンズをはじめとする関連商品の販売が好調に推移した。
「ゾフ」のグローバルブランドアンバサダーは、2025年7月から目黒蓮が務めている。紫外線を100%カットするサングラスのCMでは、「めのため、未来のため」をキーメッセージに掲げ、ボトルに入ったサンカットグラスが並ぶ印象的な空間を舞台に、ウェリントンタイプのサングラスを着用した目黒蓮がスタイリッシュな姿を披露。アイウェアを単なる視力矯正のための道具ではなく、ファッションやライフスタイルの一部として提案する「ゾフ」のブランドイメージを強く打ち出している。
一方、「メガネスーパー」では夏季需要を見据えてサングラスの品揃えを拡充し、販売促進を実施。さらに、AIグラス「Ray-Ban Meta」の取り扱いを開始するなど、視力矯正用眼鏡にとどまらない商品提案にも取り組んだ。コンタクトレンズも、春先の新生活需要に加えて訪日客需要を取り込んだことで販売が伸長した。
海外事業は売上高4億2400万円(前年同期比4.1%減)と減収となったものの、セグメント営業利益は2500万円(同44.3%増)と大幅に伸びた。
2026年12月期の通期業績予想は、売上高858億円(前期比71.1%増)、営業利益75億200万円(同25.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益47億5200万円(同15.4%増)を見込む。今回の中間期決算では、営業利益、純利益ともに通期予想に対する進捗が進んでいるものの、通期業績予想の上方修正は見送った。
「ゾフ」のブランド力を背景にした既存事業の成長に加え、「メガネスーパー」を傘下に収めたことで事業規模を大きく拡大したインターメスティック。今後は両ブランドを含む国内事業の成長と、アイウェア市場における新たな商品提案が、さらなる業績拡大の鍵となりそうだ。




![[[name]]](/assets/img/common/sp.png)