
傘や帽子、スカーフなどのファッション雑貨を手掛けるムーンバットは8月6日、2027年3月期の第1四半期決算を発表した。売上高は39億7500万円(前年同期比2.9%減)、営業利益は4億7500万円(同33.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億8000万円(同18.1%減)となり、減収減益となった。
減益の背景には、春夏商戦における天候要因と円安によるコスト上昇がある。4月、5月は前年同様に比較的気温の高い状況が続いたものの、6月は全国的に前年を下回る気温で推移。また、急速な円安進行により海外から仕入れる春夏商品のコストが上昇。広告宣伝費などの販売関連経費や人的資本投資に伴う人件費の増加も利益を押し下げた。
主力の身の回り品事業は、売上高38億7700万円(前年同期比2.7%減)、セグメント利益は4億9200万円(同31.2%減)だった。なかでも洋傘部門では、梅雨の長雨や台風の影響による降雨量の増加を背景に、雨傘の販売は堅調に推移した。一方で、近年大きく伸びていた日傘(パラソル)市場は低調だった。6月以降の気温上昇が鈍く、過去数年にわたり活況を呈していた日傘需要が伸び悩んだ。猛暑や紫外線対策需要を背景に市場拡大が続いていた日傘だが、天候による需要変動の大きさが改めて浮き彫りになった。
ムーンバットは2027年3月期通期について、売上高125億円(前年比4.7%増)、営業利益7億円(同14.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6億円(同4.4%増)を見込んでいる。第1四半期は天候不順や円安によるコスト増が響いたものの、今後の季節商材の需要回復や販売強化により、通期での増収増益を目指す。


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