
三陽商会は8月28日、2027年2月期の中間期業績予想を下方修正した。売上高は従来予想の276億円から257億円へ19億円引き下げ、営業利益は1億円の黒字予想から4億円の赤字、親会社株主に帰属する中間純利益は4000万円の黒字予想から4億8000万円の赤字へ、それぞれ大幅に修正した。業績予想の修正を受け、三陽商会の株価は8月28日に前日比3.72%下落。3日続落となった。
下方修正の主な要因は、春夏プロパー商戦の最終盤となる6月の販売不振だ。6月は天候不順が続いたことで売上高が前年の90%にとどまり、営業利益も前年同期から大きく落ち込んだ。
三陽商会は現在、新社長の平林義規氏による新体制のもと、事業構造の改革を進めている。百貨店への依存度を見直し、ブランドの再構築を進めるほか、「サンヨー・スタイルストア(SANYO Style STORE)」の新業態による出店を強化。百貨店以外の商業施設への展開も加速させている。さらに、新ブランド「オーレム(AUREME)」を立ち上げるなど、新たな成長機会の創出にも取り組んでいる。長年の課題である百貨店依存からの脱却と、ブランドポートフォリオの再構築を進め、成長軌道への回帰を目指している。
一方、今回の下方修正は、こうした改革を進めるなかで足元の販売環境が厳しさを増していることを示す結果となった。三陽商会は2027年2月期の通期業績予想については据え置いた。売上高は600億円(前期比2.7%増)、営業利益は21億円(同61.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は40億2000万円(同39.3%増)を見込んでいる。
中間期については赤字へと大幅に下方修正する一方、通期では増収増益を維持する計画だ。下期におけるブランド改革や新業態の出店、新ブランドの展開によって、どこまで巻き返せるかが焦点となる。







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