
「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」などを展開するゴールドウインは11月5日、2027年3月期の中間期決算を発表した。売上高は560億9400万円(前年同期比0.9%増)と増収を確保した一方、営業利益は47億5600万円(同31.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は55億1000万円(同18.9%減)と減益だった。売上高と営業利益は修正後の計画を上回ったものの、天候不順やインバウンド需要の鈍化、秋物商品の立ち上がりの遅れなどが響いた。決算発表を受けたこの日の株価は、前場に一時7%台まで上昇した。
主力ブランド「ザ・ノース・フェイス」の売上高は409億2900万円(前年同期比1.6%減)だった。直営店におけるインバウンド売上高の構成比は26.1%で、前年同期とほぼ横ばいだった一方、中国大陸からのインバウンド売上高は2〜3割の減収が続いている。
8月以降も天候不順やインバウンド需要の鈍化に加え、店頭での秋物需要の立ち上がりが遅れたことや、一部商品の納期ずれが重なり、上期業績は期初計画を下回った。このため、上期の期初計画に対する未達分を通期予想から減額し、下期の計画は期初の水準を据え置いた。
決算発表会に登壇した渡辺貴生・代表取締役社長CEOは、今回の業績について「需要の変化を読み違えた」と説明。機能性商材への需要が高まる中、今後は商品の機能をより深く説明する必要があるとし、店頭での表現を強化していく方針を示した。
ゴールドウインは同日、2027年3月期の通期業績予想も下方修正した。売上高は従来予想の1454億円から1415億円(前期比2.9%増)、営業利益は261億円から238億円(同8.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は256億円から243億円(同0.9%減)にそれぞれ引き下げた。








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