
スポーツ用品大手のミズノは8月7日、2027年3月期第1四半期決算を発表した。売上高は前年同期比12.6%増の715億500万円、営業利益は同33.1%増の83億6000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同23.5%増の60億2800万円となり、大幅な増収増益を達成した。売上高とすべての利益はいずれも第1四半期として過去最高を更新。海外売上比率は47.7%まで上昇し、海外事業も成長を継続した。売上高はすべてのリージョンで過去最高を更新し、日本、米州、欧州では営業利益が過去最高となった。
成長を牽引したのは、フットボールシューズやスポーツスタイルシューズなどの重点カテゴリーだ。競技スポーツで培った技術や開発力を生かした商品展開が奏功し、スポーツ用品市場だけでなく日常用途での需要拡大も取り込んだ。国内事業では、売上高が前年同期比7.6%増の373億8600万円、営業利益は同34.6%増の41億200万円となり、いずれも過去最高を更新した。フットボール、ゴルフに加え、スポーツ品開発の知見を応用したスポーツスタイルシューズやワークカテゴリーが成長した。
海外では欧州地域の伸長が目立った。欧州の売上高は前年同期比24.0%増の98億7700万円、営業利益は同167.7%増の10億4000万円となり、売上高・営業利益ともに過去最高を記録した。米州も売上高は前年同期比15.8%増の137億4900万円、営業利益は同8.4%増の18億5100万円となり、過去最高を更新。アジア・オセアニア地域も売上高は同17.3%増の104億9200万円と過去最高を更新した。一方、営業利益は10億8700万円で前年同期比1.2%減となった。
ミズノは通期業績予想について、売上高2800億円(前期比8.1%増)、営業利益255億円(同12.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益190億円(同3.4%増)を見込んでいる。国内では夏の甲子園が開幕し、野球用品メーカーとしてのブランド認知が改めて注目される時期だが、今回の決算が示したのは、ミズノが野球だけに依存しないグローバルスポーツブランドへ成長している姿だ。フットボール、ゴルフ、スポーツスタイルなど複数カテゴリーの拡大が、今後の成長を支える。





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