アナログへの回帰？カシオがムーンフェイズ機能を搭載したアナログ時計を発売

カシオ計算機は、月の満ち欠けを文字盤上で確認できる「ムーンフェイズ」機能を搭載した新作アナログウオッチ「MTP-M305D」「MTP-M305L」を発売した。全5タイプで、価格は17,600円。クラシカルなスクエアフェイスとモダンなデザインを融合させた、上品かつ実用的なモデルに仕上がっている。

今回登場したモデルは、月の姿が新月から満月へと変化していくサイクルを、文字盤上の小窓で楽しめるのが特徴。古来より「時を知る指標」として人々に親しまれてきた月のリズムを、現代の腕時計に取り入れることで、日常に静かな情緒を添える。

文字盤には複数のサブダイアルを配置。ムーンフェイズ機能に加えて、デイデイト表示なども見やすく整理されており、クラシカルな雰囲気の中に実用性を備える。直線的なフォルムのスクエアケースは、ビジネスにもカジュアルにも馴染むミニマルな印象を演出。男女問わず使いやすいサイズ感で、ペアウオッチとしてもおすすめだ。

また、5気圧防水仕様を備えており、手洗いや急な雨にも対応。デザインだけでなく、日常使いを想定した機能性も充実している。

時計は、デジタル技術の進化とともにスマートウオッチが主流となりつつあるが、アナログ時計への回帰も進んでいる。今回のカシオの新作は、そうしたトレンドを象徴する一本といえそうだ。