
「ニコアンド(niko and ...)」や「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」などを展開するアンドエスティホールディングスは6月30日、2027年2月期の第1四半期決算を発表した。売上高は803億1800万円(前年同期比3.7%増)、営業利益は78億7500万円(同40.5%増)と増収増益を達成した。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は39億800万円(同10.6%減)と減益となった。特別功労金12億300万円や店舗の減損損失7100万円を特別損失として計上したことが利益を押し下げた。
主力のアパレル・雑貨事業は売上高764億9600万円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益は81億2200万円(同49.2%増)と大幅な増益を記録した。第1四半期は24店舗を新規出店し、5店舗を閉店。5月末時点の店舗数は海外158店舗を含む1620店舗となった。飲食事業は売上高38億8600万円(前年同期比1.6%増)と増収だったものの、セグメント損失は7400万円(前年同期は2100万円の赤字)と赤字幅が拡大した。店舗数は74店舗となっている。
海外では台湾事業が引き続き好調だった。売上高は円ベースで28億3500万円(前年同期比27.0%増)、営業利益は5億4600万円(同26.5%増)と黒字を維持し、グローバル事業を牽引した。一方、中国は売上高12億7700万円(同12.2%増)だったものの営業損失は1億8600万円(前年同期は7200万円の赤字)へ拡大。香港も売上高13億7000万円(同13.2%増)と増収ながら300万円の営業赤字(前年同期は3800万円の黒字)に転落した。タイは売上高1億5700万円(同45.9%増)と高い伸びを見せたものの5100万円の営業赤字、フィリピンも営業赤字が拡大しており、台湾以外の海外事業では収益改善が課題となっている。なお、米国事業からはすでに撤退している。
2027年2月期の通期業績予想は、売上高3140億円(前期比3.2%増)、営業利益171億円(同4.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益105億円(同10.5%増)を見込む。今回の決算では、国内アパレル事業の収益力向上が際立つ一方で、海外では台湾が着実な利益成長を続ける反面、中国や香港など主要市場では収益改善が遅れている構図が鮮明となった。今後はグローバル戦略の成否が業績を左右しそうだ。








![[[name]]](/assets/img/common/sp.png)