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アシックス、売上高1兆円突破へ再編加速 アシックス商事を解散・清算 「オニツカタイガー」は完全子会社へ承継

NEWAug 14, 2026.セブツー編集部Tokyo, JP
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スポーツ用品大手のアシックスは8月14日、2026年12月期の中間期決算を発表した。売上高は5344億8300万円(前年同期比32.7%増)、営業利益は1204億8600万円(同38.5%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は821億7100万円(同53.3%増)となり、売上高、営業利益、純利益の主要3指標がそろって二桁成長を達成した。

アシックスは同日、2026年12月期の通期連結業績予想も大幅に上方修正した。売上高は従来予想の9500億円から1兆500億円へ引き上げ、前期比29.5%増を見込む。年間売上高としては初めて1兆円の大台を突破する。営業利益は1710億円から1950億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1100億円から1200億円へそれぞれ上方修正。前期比では営業利益36.8%増、純利益21.6%増となる見通しで、売上高、営業利益、純利益のすべてで過去最高を更新する見込みだ。

中間期はすべてのカテゴリーで増収増益となった。なかでも「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」は好調を維持し、売上高は895億3300万円(前年同期比35.9%増)、カテゴリー利益は355億7800万円(同38.3%増)となった。

アシックスは6月10日にオニツカタイガー事業の再編も発表しており、現在アシックス本体で運営しているオニツカタイガー事業を吸収分割によって100%子会社のOT GROUPへ承継する。さらに、各国・地域の事業会社に属するオニツカタイガー事業も分社化したうえでOT GROUP傘下に再編する。会社分割の効力発生日は2027年1月1日を予定している。オニツカタイガーを独立した事業体のもとに集約することで、グローバルでのブランド運営を一段と強化する。

主力のパフォーマンスランニングも好調だった。売上高は2206億5200万円(同19.3%増)、カテゴリー利益は580億8200万円(同24.8%増)となり、アシックスの業績を力強く牽引した。もっとも高い成長率を記録したのがスポーツスタイルだ。売上高は1231億8600万円(同83.0%増)、カテゴリー利益は419億2300万円(同103.0%増)となり、利益は前年同期から2倍以上に拡大した。ランニングを中心とした本業の成長に加え、オニツカタイガーやスポーツスタイルなどライフスタイル領域の拡大が、アシックスの業績成長を押し上げている。

一方で、アシックスは同日、連結子会社のアシックス商事を解散・清算すると発表した。アシックス商事はスポーツシューズなどを国内外で販売し、アシックスに販売に伴うロイヤルティを支払う関係にあった。2025年12月期の売上高は774億4000万円、営業利益は58億8500万円、当期純利益は43億1500万円だった。今回の再編に伴い、2026年12月期第2四半期連結決算では、転身支援等費用67億1700万円などを特別損失として計上した。

アシックスは今回、過去最高業績をさらに上方修正すると同時に、オニツカタイガー事業の再編や子会社の解散・清算にも踏み込んでいく。単に販売を伸ばすだけでなく、成長ブランドをグローバルで管理する体制へと事業構造を変える動きが鮮明になっている。

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