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アシックスが「オニツカタイガー」を分社化 その背景にあるものとは?

NEWJun 10, 2026.セブツー編集部Tokyo, JP
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撮影:SEVENTIE TWO

アシックスは6月10日、「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」事業を再編すると発表した。現在アシックス本体で運営しているオニツカタイガー事業を吸収分割により100%子会社のOT GROUPへ承継し、各国・地域の事業会社に属するオニツカタイガー事業も分社化したうえで、OT GROUP傘下へ再編する。会社分割の効力発生日は2027年1月1日を予定している。OT GROUPの代表取締役社長CEOには庄田良二氏が就任する予定だ。

アシックスは今回の再編について、オニツカタイガー事業をより独立性の高い運営体制へ移行し、意思決定の迅速化やブランド特性に応じた競争力の強化を図るためとしている。その背景には、近年の「オニツカタイガー」の急成長がある。2025年12月期の通期連結決算では、「オニツカタイガー」の売上高は前年比43.0%増の1365億1900万円となり、ブランドとして初めて1000億円を突破。カテゴリー利益も同58.7%増の514億8900万円と大幅に拡大した。売上高1000億円を超えるブランドへと成長した「オニツカタイガー」は、もはやアシックスの一部門として管理する段階ではなくなったともいえるだろう。

近年の「オニツカタイガー」は、スポーツブランドの枠を超え、ファッションやラグジュアリー市場で存在感を高めている。アジア市場を中心に販売が伸長したほか、欧米でもブランド認知が高まり、パリやミラノ、ロンドンなど直営店戦略も加速している。今回の再編では、世界各国のオニツカタイガー事業をOT GROUPに集約することで、商品開発や店舗戦略、マーケティング施策をより機動的に展開できる体制を構築する。スポーツ用品メーカー発のブランドとして成長してきた「オニツカタイガー」を、グローバルファッションブランドとして次のステージへ押し上げるための布石といえそうだ。

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