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「J-ウォッチ」を代表する「グランドセイコー」が躍進 セイコーグループが4期連続の最高益予想をさらに上方修正

NEWAug 7, 2026.セブツー編集部Tokyo, JP
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「J-ウォッチ」を代表するセイコーグループの快進撃が続いている。セイコーグループは8月7日、2027年3月期の通期業績予想を上方修正し、4期連続で過去最高益を更新する見通しだった従来予想をさらに引き上げた。高級時計「グランドセイコー(Grand Seiko)」を中心に国内外で販売が伸び、売上高は従来予想の3580億円から3750億円(前年比11.7%増)、営業利益は335億円から410億円(同32.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は230億円から280億円(同27.4%増)へ引き上げた。年間配当予想も1株当たり15円増額し、105円(第2四半期末52.5円、期末52.5円)に修正した。

今回の上方修正の背景にあるのは、セイコーグループが長年培ってきた時計技術と、高級ブランドとしての「グランドセイコー」の成長だ。かつて「日本の時計メーカー」として知られたセイコーは、現在では世界の高級時計市場で存在感を高めるブランドへと変化している。

2027年3月期第1四半期の売上高は990億8900万円(前年同期比28.5%増)、営業利益は154億4000万円(同88.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は111億9700万円(同76.3%増)となり、大幅な増収増益を達成した。国内売上高は495億円(同21.2%増)、海外売上高も495億円(同36.7%増)となり、海外売上比率は50.0%に到達した。国内だけでなく海外でも売れるブランド基盤を築いていることが、今回の好業績につながっている。

販売費及び一般管理費は、広告宣伝費や販促費、人件費の増加などにより323億円(同17.4%増)となったものの、売上拡大による利益成長がコスト増を吸収。営業利益は前年同期比88.8%増と大きく伸長した。

成長の中心となっているのが、「グランドセイコー」や銀座のランドマーク「和光」などを展開するエモーショナルバリューソリューション(EVS)事業だ。同事業の売上高は672億円(前年同期比33.9%増)、営業利益は139億円(同81.0%増)となった。高級時計市場の活況に加え、訪日外国人によるインバウンド需要、さらに米州、欧州、アジアなど各地域での販売拡大が追い風となった。

「グランドセイコー」は、世界の高級時計ブランドと肩を並べる存在へ成長を続けている。その象徴の一つが、米国メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースで活躍する大谷翔平選手の起用だ。大谷選手をブランドイメージキャラクターに迎えたことで、セイコーの持つ日本の技術力や美意識が世界へ発信され、「グランドセイコー」の国際的な認知向上にもつながっている。

人気モデルのひとつが、「白樺モデル」と呼ばれる「SLGH005」だ。岩手県平庭高原の白樺美林から着想を得たダイヤルデザインを採用し、岩手県雫石町にある「グランドセイコースタジオ 雫石」で製造されている。日本の自然や職人技を時計に落とし込んだモデルとして、国内外の時計愛好家から高い評価を受けている。

こうした業績成長は株式市場でも高く評価されている。セイコーグループの株価は2026年に入り、ファッション&ビューティ関連企業の中でもトップクラスの上昇率を維持している。「SEVENTIE TWO(セブツー)」が7月3日に公表した「2026年上半期ファッション&ビューティ関連96銘柄騰落率ランキング」では、セイコーグループが年初から119.3%高となり、上昇率トップに輝いた。株価は年初から2倍を超える水準まで上昇し、今週には9,000円台をマークするなど、市場からも成長力への評価が高まっている。

「グランドセイコー」を軸とした高級ブランド戦略、海外市場での拡大、そして日本発の時計ブランド「J-ウォッチ」への世界的な注目。セイコーグループの株価上昇は、単なる業績改善だけでなく、日本時計ブランドの価値向上を映し出している。

 

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