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ワールド社員も殺到の「枕崎プレミアムマーケット」が開催 鹿児島県枕崎市の特産品100超が東京・青山に集結

NEWOct 29, 2026.高村 学Tokyo, JP
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撮影:SEVENTIE TWO

鹿児島県枕崎市は10月29日から11月1日までの4日間、東京・青山のワールド北青山ビル1階で、同市の特産品を販売・展示するイベント「枕崎プレミアムマーケット」を開催する。昨年に続く2回目の開催で、今年は100を超える商品を展開する。かつお節や焼酎をはじめとする食の魅力に加え、農業や観光など多角的な切り口から枕崎市の認知向上を目指す。

主催は枕崎市で、企画、ブランディング、運営ディレクションはワールド・ソリューションズが手がけた。初開催となった昨年は40商品を展開し、約3400人が来場。焼酎が欠品するほどの人気を集めたという。今年は商品数を大幅に増やし、販売や展示に加えて、キッチンカーで枕崎市の名産品を調理して提供するほか、かつおの一本釣りを体験できるアトラクションも用意する。

開催初日の記者会見には、枕崎市の前田祝成市長、枕崎水産加工業協同組合の代表理事組合長を務める的場信也氏、薩摩酒造のマーケティング部に所属する大園将史氏が登壇。地域資源の魅力や、イベントを通じたブランドづくりについて語った。

前田市長は、今回の開催について「地域をしっかりブランド化しようという取り組み。昨年は魅力をお伝えできた。今年はさらにバージョンアップして、地域の力を示したい」と意気込みを語った。枕崎市は、かつお節の生産量日本一を誇る漁業のまちとして知られる。焼酎や農産物などの地域資源も豊富で、前田市長は「かつお節は生産量日本一、焼酎もある。ひとつの地域でユネスコの文化遺産をふたつ持っている。農産物も一緒に立体的に伝えていきたい」と話した。

また、ワールドとの連携については、薩摩酒造から紹介を受けたことがきっかけだったとし、「いろいろな可能性が広がっていると感じている。いろいろな意味で自信になりました。伝え方によって価値を付加できる。続けていくことでもっと力になっていくだろうと感じています」と語った。

枕崎市の水産業を代表して登壇した的場氏は、300年以上にわたるかつお節づくりの伝統に言及。「黒潮の海流に乗ってカツオや海産物が豊富」と地域の特徴を説明した。かつお節は製造に多くの手間がかかる一方、日本の食卓に欠かせないだしを支える存在であり、「地域の産業を支えて、大事な資産。国内外、世界に向けて発信していきたい」と話した。

枕崎市に本社を置く薩摩酒造は、本格芋焼酎「さつま白波」をはじめ、芋焼酎「彩響」や麦焼酎「神の河」などを展開する。2023年にはウイスキー蒸留所「火の神蒸留所」を設立し、ウイスキーづくりにも取り組んでいる。同蒸留所には、音の反響を極限まで抑えたテイスティングルーム「無響室」を備え、味覚体験を提供する施設もある。

大園氏は、焼酎が枕崎市を知るきっかけになってほしいと話す。イベントでは「彩響」や「さつまあかね」といった焼酎もラインアップし、試飲も実施する。「展示や体験、ステージイベントなど、いろいろな角度から知ってもらう。土地の中ですべてがつながっている。いつの日か枕崎に遊びに来てもらえればうれしい。4日間精いっぱい、枕崎の魅力を伝えさせていただく」と意気込んだ。

食以外の地域資源として、枕崎市では花き生産も盛んだ。菊農家が集積する大塚地区は、南九州でも有数の菊の産地で、「電照菊」の栽培が行われている。地域の人々が独自に取り組みを立ち上げ、全国へと広がっていった歴史があり、菊の生産を通じて地域の農業を支えている。

枕崎市は薩摩半島の南端に位置し、平均気温は約18度と温暖な気候に恵まれている。移住・定住に向けた支援にも取り組み、移住支援事業補助金や移住者住宅確保支援補助金などを設けている。出産・子育てに関する支援も行っており、地域の魅力を観光や特産品の販売だけでなく、暮らしの面からも発信している。

今回の「枕崎プレミアムマーケット」では、かつお節やカツオ、日本茶などの販売に加え、食や文化、体験を通じて枕崎市の魅力を紹介する。前日のプレオープンでは、ワールドの社員向けに先行販売を実施し、多くの社員が訪れたという。特産品を入り口に地域への関心を高め、東京での情報発信を実際の来訪につなげられるかが注目される。

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