
伊藤忠商事は6月22日、米国・投資ファンドのオーセンティック ブランズ グループ(Authentic Brands Group、以下ABG)から、「チャンピオン(Champion)」の日本における販売権およびライセンス権を取得したと発表した。また、デジタルマーケティング支援などを手掛けるイングリウッドと共同で、ヘインズブランズ ジャパンの全株式を取得し、新たにChampion Japanとして日本事業を運営する。
「チャンピオン」は1919年に米ニューヨークのロチェスターで創業。1934年に開発した製法「リバースウィーブ」をはじめ、スウェットシャツやパーカー、Tシャツなどで世界的な知名度を持つ。米国陸軍士官学校や大学スポーツチームへの供給実績を背景に、スポーツとカジュアルの両分野で長年支持を集めてきた。
今回の事業取得により、伊藤忠商事はブランドビジネスにおける知見や国内外のネットワークを活用しながら、「チャンピオン」の日本市場での成長を加速させる方針だ。さらにイングリウッドが持つデジタルマーケティングやEC運営のノウハウを組み合わせることで、ブランド価値の向上と販売拡大を目指す。
今後は各種ブランドとのコラボレーションや商品開発の強化、高品質なものづくりへの投資を進める計画。3年後には、日本国内における小売価格ベースの売上規模を350億円まで拡大する目標を掲げている。
近年の「チャンピオン」は、スポーツウェア市場の競争激化や親会社の事業再編などを背景にブランド戦略の見直しが進められてきた。今回の権利取得は、日本市場においてブランド運営を現地主導へ切り替える動きともいえ、伊藤忠商事とイングリウッドによる新体制のもとで、ブランドの再成長が期待される。





















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