日本最古のキャバレー「白いばら」跡地に新店舗をオープンするTOKYO BASEの第１四半期は海外事業が黒字化

「ステュディオス（STUDIOUS）」、「ユナイテッドトーキョー（UNITED TOKYO）」などのブランドを手掛けるTOKYO BASEは６月16日、2026年１月期の第１四半期決算を発表した。売上高は49億4000万円（前年同期比3.6％増）、営業利益は３億7700万円（同131.6％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益は１億8900万円（同89.3％増）と増収増益だった。

国内事業はインバウンド需要を取り込み、好調を維持している。６月21には銀座にあった日本最古のキャバレー「白いばら」の跡地に、新たな旗艦店「ザ トウキョウ（THE TOKYO）」を出店し、国内客だけではなくインバウンド需要をさらに取り込んでいく。国内の売上高は49億4000万円（前年同期比3.2％増）、営業利益は３億7700万円（同34.7%増）だった。

海外事業は第１四半期で黒字化し、香港、中国に加えて韓国事業を拡大していくとしている。香港での売上高は１億4200万円（同97.3％増）、営業利益は2600万円（同341.9％増）、中国での売上高は２億3800万円（同34.0％減）、営業利益は2500万円の赤字（前年は１億2900万円の赤字）だった。中国は不採算店舗を閉鎖したことで減収だったが、赤字幅は縮小した。

TOKYO BASEの2026年１月期の連結業績予想は、売上高は225億円（前年比11.3％増）、営業利益は16億5000万円（同12.0％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は９億円（同15.8％増）と２桁での増収増益を見込む。