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「ステュディオス」などを運営するTOKYO BASEは2024年1月期は新規出店なし 創業以来初めて

Mar 29, 2023.茂木美櫻Tokyo, JP
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「ステュディオス」などを運営するTOKYO BASEは2024年1月期は新規出店なし 創業以来初めて

「ステュディオス(STUDIOUS)」、「ユナイテッドトーキョー(UNITED TOKYO)」などのブランドを手掛けるTOKYO BASEは、2024年1月期は新規出店を抑制し、既存店の強化に注力すると3月28日の決算説明会で発表した。

2023年1月期は国内で新たに7店舗(うちEC2店鋪)、海外で9店舗出店していたのに対し、2024年1月期は、国内で1店舗退店して68店鋪(うちEC11店舗)、海外で6店舗退店して22店舗にする予定。新型コロナウイルスの影響で中国現地法人の業績が振るわなかったことを要因として挙げている。TOKYO BASEが新規出店を行わないのは、過去15年を含め、今期が初めてのことだ。

ただ、新規店舗は抑制するものの、中国向けオリジナル商品の開発など、中国事業の強化には前向きで、足場を強固なものにする姿勢だ。また国内では、セレクトショップ業態である「ステュディオス」、「ザ トーキョー(THE TOKYO)」で、仕入れ商品よりも利益率が高いオリジナル部門を強化する。

2024年1月期は、それらの施策とインバウンドの回復見込みにより、前期比4.3%増の200億円の売上高、純利益で10億円の黒字に転換する展望だ。

中・長期的には、現在進出していない欧米を含む、海外に多くの店舗を展開していくことを見据えている。TOKYO BASE代表取締役の谷正人は、来年度中に、ニューヨークのソーホーで「ステュディオス」の路面店出店を目指していると話した。

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