
全国規模のアート&デザインアワード「学展」を主催する一般社団法人日本学生油絵会は、同会の理事を務める俳優・髙橋一生を伴走者に迎え、小中学生6名とともに特別映像企画「関わり混ざる三日間」を実施した。
本企画のテーマは「関わり、混ざる」。参加したのは、「学展」の出展者から選ばれた小中学生6人。演技ワークショップや対話、即興的な身体表現、ドローイングなどを通じて、それぞれが他者と関わりながら自分自身の表現を探る3日間を過ごした。
髙橋は昨年に続き、作品づくりを教える指導者ではなく、創作の過程に寄り添う「伴走者」として参加。参加者一人ひとりの変化を見守りながら、必要に応じて言葉を掛け、自ら考え、選び取る時間をともにした。
スタジオでは、身体を使った即興表現や車座での対話、紙いっぱいに描き込むドローイングなど、多彩なワークショップを実施。言葉を交わす時間もあれば、黙って制作に向き合う時間もあり、それぞれが得た感覚を作品へと重ねていった。
髙橋は今回のテーマについて、「『関わり、混ざる』というテーマには、人と同じになるという含意はありません」とコメント。他者と関わり、影響を受けながらも、自ら選び続けることで一人ひとりの輪郭が形づくられていくという考えが、本企画の核になっているという。
ワークショップでは、当初は周囲を気にしていた子どもたちが、自らの意思で表現を選び始める姿や、他者の表現に触れたことで自身の表現を変化させていく様子も見られた。
本作は、完成した作品だけでなく、迷い、考え、対話を重ねる創作のプロセスそのものを映し出している。合理性や効率が重視される現代において、芸術や表現が「作品をつくること」だけではなく、人が世界を見るまなざしを育てる営みであることを静かに描いている。
3日間で制作された共同作品は、8月6日から16日まで東京・六本木の国立新美術館で開催される「第76回学展」で展示される。また、創作の過程を記録したドキュメンタリー映像は、8月8日に同館講堂で開催される表彰式で、受賞者や関係者に向けて初上映される。
「関わり混ざる三日間」は、昨年の「他者を想像する四日間」に続く学展特別映像企画の第2弾。前作に続き、髙橋一生が伴走者、二宮健が監督を務めた。
■「学展」特別映像企画「関わり混ざる三日間」
企画内容:俳優・髙橋一生を“伴走者”に迎え、学展出展者の中から選ばれた小中学生6名が、演技ワークショップや対話、即興的な身体表現を重ねながら、共同で作品を制作する3日間のワークショップ。
参加者:小中学生6名(学展出展者より選出)
製作:一般社団法人日本学生油絵会
企画:髙橋一生 二宮健 西田剛
監督:二宮健
エグゼクティブプロデューサー:西田剛
上映:2026年8月8日 国立新美術館講堂(受賞者・関係者限定)
作品展示:2026年8月6日〜16日 国立新美術館2D展示室 ※8月12日(水)は休館




















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