Japan｜キャスキッドソンジャパンが経営破綻　新型コロナウイルスが打撃　

英国ブランドの「キャス キッドソン（CATH KIDSTON）」を日本で展開するキャスキッドソンジャパンは4月22日、東京地方裁判所へ自己破産を申請し、同日に破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約400名に対し約65億円。同社は2010年までユナイテッドアローズが手掛け、翌年からはサンエー・インターナショナルが引き継いだが撤退、2014年11月に英国本社が全額出資するキャスキッドソンジャパンが事業を引き継いでいた。

帝国データバンクによると、2019年3月期の売上高は約25億円を計上する一方で赤字決算となり債務超過の状態にあったという。今年に入り、英国本社が新型コロナウイルスの影響により業績が悪化し、英国内の全店舗を閉鎖。日本でも緊急事態宣言が発令されたことを受け、全44店舗が短縮営業と臨時休業を余儀なくされ、事業の見通しが立たなくなったため今回の措置となった。