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「羅針の子会社化」発表から1年 株価は9.1%下落も業績拡大のヨンドシーHD 

NEWOct 10, 2025.セブツー編集部Tokyo, JP
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ヨンドシーホールディングス(以下、ヨンドシーHD)は10月10日、2026年2月期の中間期決算を発表した。売上高は324億7400万円で前年同期比66.9%増、営業利益は11億2400万円(同34.6%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は7億8100万円(同16.2%増)と大幅な増収増益となった。

好調の背景には、2024年に子会社化した高級時計リユース事業羅針の寄与が大きい。ブランドポートフォリオの拡大が、収益構造の多角化を後押しした格好だ。また、特別損益を計上しており、保有する賃貸不動産の固定資産売却益として5億500万円、投資有価証券売却益として2億100万円、ブランド整理損として3億7000万円を計上している。

「4°C」などのジュエリーブランドを展開するブランド事業は、売上高は198億4800万円(前年同期比176.9%増)、営業利益は8億9300万円(同133.5%増)と増収増益だった。ブランド事業に羅針が加わったことで売上高、営業利益とも大幅なアップとなった。

アパレル事業は、リーズナブルな価格帯の商品を展開する「パレット(Palette)」を運営するアージュが、出店効果もあり売上高の拡大に貢献した。アパレル事業の売上高は126億2500万円(前年同期比2.7%増)、営業利益は7億9100万円(同12.3%増)だった。

ヨンドシーHDが羅針の子会社化を発表したのは2024年10月11日。週末をはさんだ翌15日の株価は2.3%上昇し1,885円を付けたが、2025年10月10日の終値は1,713円と、この1年で約9.1%下落している。羅針の子会社化発表後の株価はやや軟調が続いている。

ヨンドシーHDの2026年2月期の通期業績予想は、売上高は660億円(前年比43.8%増)、営業利益は28億円(同42.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は16億円(同16.2%増)と好決算を見込んでいる。

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