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アダストリアがコロナ禍から脱却で好調を維持 2021年3〜11月の営業利益が前年同期比400%超え

Dec 27, 2021.高村 学Tokyo, JP
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アダストリア本社(PHOTO:SEVENTIE TWO)

アダストリアは12月27日、2021年3〜11月の連結決算を発表した。売上高は1467億3100万円(前年同期比110.5%)、営業利益は44億8300万円(同404.6%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は35億3400万円(同287.6%)だった。

国内における売上高は、店舗の営業環境が改善したことが奏功し、1377億4900万円と前年同期比で109.9%の増収だった。CMキャラクターに嵐の二宮和也を起用した自社EC「ドットエスティ(.st)」は、積極的なプロモーションを実施したことで、421億円で同108.1%の増収だった。「ドットエスティ」は、「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」や「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」「ニコアンド(niko and ...)」など、アダストリアが手掛ける30ブランド以上が集まるウェブストアだ。

海外における売上高は、89億8100万円と前年同期比120.4%の増収だった。上海に2号店を出店した「ニコアンド」が寄与し、中国大陸の売上高が同197.4%の増収だった。台湾は若干の減収ながら増益を維持し、米国は経済の回復に伴い実店舗と卸売事業ともに増収となり、黒字に転換した。

また、シンガポール発のオムニチャネルファッションブランド「ラブボニ ート(Love, Bonito)」を展開するLOVEBONITO HOLDINGS PTE.LTD.に対する貸付金が当初の約定に沿って株式転換されたことに伴う貸倒引当金の戻入益2億6400万円と、韓国の現地法人の清算益8100万円を特別利益に、また店舗の減損損失3億2100万円を特別損失に計上している。

2022年2月期の連結業績予想は、4月5日に発表した通り、売上高は2190億円(前年同期比119.1%)、営業利益は65億円(同847.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は38億円(前年は6億9300万円の赤字)としている。

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