中国最大規模のショッピングカーニバル「双11(ダブルイレブン)」が今年も開催された。コロナ禍のため、従来の11月1日から11日まで開催された。中国では、11月11日は「光棍節」こと「独身の日」と呼ばれ、「双11」とは元々、毎年11月11日に若い男女が独身であることをお祝いするための記念日であったが、2009年から中国Eコマース最大手のアリババ・グループ(阿里巴巴、BtoCサイトのTモール、CtoCサイトのタオバオを運営する会社)が「双11」をテーマにした販促イベントを開始した。今年は25万を超える店舗がこのオンラインキャンペーンに参加し、取引額は4982億元(約7兆4730億円*)を達成した。「双11」は、中国企業のみならず、ヤーマンや資生堂など中国でEC展開する企業にっては一年で最大の商戦日だ。
*1中国元=15円換算(2020年11月13日時点)