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ベネッセホールディングスが語学教室のベルリッツを売却 約178億円の債権は放棄

Feb 15, 2022.Tokyo,JP
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PHOTO:SEVENTIE TWO

ベネッセホールディングスは、2月14日、連結子会社である米・ベルリッツ コーポレーション(Berlitz Corporation)の債権を放棄し、保有する全株式をカナダのILSC Holdings LP(以下:ILSC)の特別目的会社に同日付で譲渡したと発表した。ILSCは留学等の語学教育事業を行う法人であり、今回の株式譲渡でベルリッツはベネッセの連結から除外される。ベネッセが放棄する債権は約178億円で、譲渡株式数は9,546,536株(所有割合:100%)。ベネッセは株式譲渡に伴う ILSC との合意に基づき、ベルリッツに対する貸付金及び未収利息の貸付債権全額を放棄したうえで、株式譲渡を実施するという。なお、譲渡額は明らかにしていない。

ベルリッツは1878年に創業し、世界最大の語学企業として、1993 年にベネッセホールディングスの連結子会社となった。その後2001年に完全子会社となり、独自の語学学習法である「ベルリッツ・メソッド」によって、語学教育を核とするコミュニケーションビジネスを世界各国で展開。一方、ベネッセホールディングスは2020年に策定した中期経営計画に基づき、持続的な成長を目指して事業の選択と集中に断続的に取り組んでいる。今回のベルリッツの売却もその一環として行われ、シナジー効果が見込めるILSCのもとで事業成長を続けることが、ベルリッツの一層の発展と成長に繋がるとの結論に至った。また、ベネッセグループは売却後も留学事業等を通じ、ベルリッツとの関係を維持していくという。

 

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