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Macau CN|5つ星を超えるラグジュアリーホテル「Morpheus」 美食&デザインの実力に迫った!

Dec 14, 2018.小泉恵里Macau, CN
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開発を続けるマカオ・コタイ地区でひときわ目を惹く斬新なデザインのホテルが今年オープンした。世界最大の統合型リゾート企業の1つメルコ&リゾーツが運営する「Morpheus(モーフィアス)」は、マカオの新たなランドマークとして世界中のセレブリティから注目を集める高層タワー型ホテルだ。この度、アラン・デュカス(Alain Duccase)氏によるアジア初のレストラン「Voyage by Alain Duccase」でプレス向けランチ会が開催されるとのことで訪問、「Morpheus」の美食とデザインの魅力を潜入取材してきた。5つ星ホテルの水準を上回るワールドクラスを目指すという「Morpheus」、その実力はいかに。


建物写真

スケルトン状になった42階建ての建築物の中心には、大小異なる3つの穴貫通している。「Morpheus」の外観は一度見たら忘れられない驚くべきフォルムだ。このホテルの設計は東京・新国立競技場の当初案をデザインしたことで日本でも知名度が高いイギリスの女性建築家で、2016年に急死したザハ・ハディド(Zaha Hadid)氏。ザハ氏の作品らしく曲線を多用した斬新なデザインが特徴で、世界初の自由造形による外骨格鉄骨構造が採用されている。


ロビー写真

制服写真

繭のように外周の鉄骨が全体を支えているため、内部に柱がない構造となっており、ロビーの巨大な吹き抜け空間はまさに壮観。12台のガラスの高速エレベーターが上下する様は、まるで未来都市空間のようだ。SF映画の中に入り込んだような非現実感、夜の光と昼間の自然光で印象が全く異なるところも見所。ぜひ、夜の光でエレベーター内から撮影することをオススメする。セレブリティに人気の高いクチュールデザイナー、バーニー・チェン(Barney Cheng)によるスタッフの制服は、バリエーションに富んでいてそれぞれが極めてスタイリッシュ。スタッフは全員英語が堪能、美男美女が多いのは気のせいか。

ホテル室内

ホテルの客室数は、スイート及びヴィラを含めて772室。40階(地上130メートル)には屋外温水プールがある。マカオ初となる著名フレンチシェフ、アラン・デュカス氏プロデュースのレストランや「PIERRE HERMÉ(ピエール・エルメ)」ブランドのバー、人工雪を使った中庭があるスパ施設や商業ゾーンも併設している。客室デザインは豪華客船をモチーフにしているとのことだが、全てが近未来的なハイテク仕様。室内各所に置かれたパッドでエアコン、カーテン、ブラインド、TV、照明など全ての室内機器のコントロールが可能で、海外では珍しい「TOTO(トートー)」の全自動トイレ、ヘアドライヤーはもちろん「Dyson(ダイソン)」の最新型がさりげなく引き出しに入っている。ベッドサイドのドロワーには各種世界主要スマートフォンに対応する充電器が。全てが完璧にデザインされ、利便性に関しても言うことなしだ。電源コードの留め具もレザーで、ハンガーや置き傘のデザインにまでこだわりが貫かれている。

アート作品

館内には日本の現代美術作家、大巻伸嗣氏の「Echoes Infinity」、ブルックリンを拠点に活動する現代アーティスト・KAWSの巨大彫刻「Good Intentions」などアート作品も多数展示されている。

Voyage by Alain Ducasseのランチ会とキッチンツアー

エグゼクティブシェフ、アンソニー・バクル(Anthony Bacle)氏が田舎風テリーヌの説明

さて、今回の訪問の目的でもあるアラン・デュカス氏とのランチ会は「Voyage by Alain Ducasse(ボヤージュバイ アラン・デユカス)」で行われた。アラン・デュカス氏が30年間世界中を旅して数々の料理と出会い、インスピレーションを受けて生み出したモダンな多国籍料理を提供するカジュアルなレストランだ。柿をイメージしたオレンジ色の壁や天井、曲線を描く木のアームチェア、フランス人アーティストによる描きイラストのアート作品などそれもリラックスした気分を盛り上げる内装だ。

キッチンツアーでは、日本のお好み焼きにインスパイアされたというおつまみや、ハマチの刺身なども出てきてデュカス氏の日本好きがうかがえる。デュカス氏の定番(と私は思っている)、グリエールチーズのグジェールシュー皮)の出来立てはやはり美味だった。グジェールはフレンチレストランのアミューズとしていただく事が多いが、今回はキッチン脇でオリジナルシャンパンとともに食すという格別のシチュエーションだった。

席での写真

招待客がテーブルにつき、白ワインで乾杯。まず出されたのはパイ包み焼きコンソメスープだった。「これはポール・ボキューズ(Paul Bocuse)のスペシャリテです」とデュカス氏の説明の通り、1月に逝去したフレンチの巨匠ポール・ボキューズへのオマージュとしての前菜メニューだった。テリーヌ、オーストラリア牛のステーキ、デザートに至るまでビストロ風の温かな料理と会話で心和む会だった。

Morpheus」は一生に一度は見たい建築物。最新技術と旬のアート、世界最高峰の食が堪能できる5つ星を超える体験ができるリゾートだった。

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