
「すみっコぐらし」の「スクイーズ」
玩具・雑貨を手掛けるブルーム(東京都渋谷区、代表:侍留啓介)は6月24日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し30日に再生手続開始決定を受けた。負債総額は債権者36名に対し約28億4000万円。ブルームは、ウレタン素材の「スクイーズ」事業やキャラクターグッズ、アミューズメント商品などを手掛けており、主力商品の「スクイーズ」はこれまでに累計販売数1000万個以上を記録している。「モッシュスクイーシー(MOOOSH SQUISHY)」の店名で原宿に店舗を構えており、握ると柔らかく甘い香がすることで小中学生を中心に人気で、米国やタイ、インドネシアでも販売している。同社は、「すみっコぐらし」とのライセンスで「スクイーズ」を販売するなど業績を伸ばしてきたが、少子化や「スクイーズ」のブームの沈静化などで2019年12月期に最終赤字を計上し、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でさらに厳しい状況が続いていた。