「ステラ マッカートニー」の前社長兼CEOが「カサブランカ」の新CEOに就任

「カサブランカ（CASABLANCA）」は、新CEO（最高経営責任者）にフレデリック・ルコフ（Frederick Lukoff）を任命した。

ルコフは、今年３月までオランダ・アムステルダム発のカジュアルブランド「スコッチ＆ソーダ（SCOTCH & SODA）」のCEOを務めていた。ルコフは「アップル（Apple）」でそのキャリアをスタートしたのち、「ランバン（LANVIN）」や「パコ ラバンヌ（PACO RABANNE）」、「クレージュ（Courrèges）」など数々の有名ブランドで要職を担ってきた人物。特に、2009年から2019年までの約10年間に渡って「ステラ マッカートニー（STELLA McCARTNEY）」の前社長兼CEOを務めた経歴が、彼のファッション業界における影響力を象徴している。

「カサブランカ」の創業者でありクリエイティブディレクターのシャラフ・タジェル（Charaf Tajer）は、「フレデリック・ルコフは、アンドレ・クレージュ（André Courrèges）やアルベール・エルバス（Alber Elbaz）といった私が常に尊敬しているレジェンドたちと仕事をしてきました。ブランドにとって新たな時代の幕開けが迫っていて、『カサブランカ』は次の段階に進む時なのです」と新CEOへの期待を滲ませている。

ルコフは、「すでにラグジュアリーブランドとして目覚ましい成長を見せている『カサブランカ』の更なる拡大をサポートするため、シャラフや彼のチームと一緒に仕事が出来ることが嬉しいです」とコメントした。

新たなリーダーを迎えた「カサブランカ」は、さらに商品のラインアップを拡大し、サプライチェーンやデジタル戦略に注力するとともに、フランス・パリに初の旗艦店をオープンすることを見据えている。