
「セシルマクビー」と「カッパ」のコラボレーション
ジャパンイマジネーションが手がける「セシルマクビー(CECIL McBEE)」が、店舗事業から撤退し、全43店を閉鎖することが明らかになった。1987年に設立された「セシルマクビー」は、渋谷のファッションビル「渋谷109」のブームとともに人気が高まり、その象徴的ブランドとなった。全盛期の2000年には「渋谷109」で売上第一位を記録したものの、ブームの終焉とともにその後は失速、今年に入ってからは新型コロナウイルスの影響によって業績不振に陥っていた。
ジャパンイマジネーションは、他のブランドの撤退も進め、同社が運営する全店舗のうちの92店を閉鎖する。リストラも同時に進め、従業員約570人の大半を解雇するとみられている。同社の2020年2月期の売上高は121億円で、2009年1月期に計上した226億円からほぼ半減し、赤字に転落していた。