「カルティエ(Cartier)」は9月17日、中国の女優コン・リー(Gong Li)がメゾンの新グローバル・ハイジュエリーアンバサダーに就任したと発表した。自由奔放でありながら、情熱的で才能溢れる彼女の人となりがメゾンの価値観を反映しているとして、今回アンバサダーに選ばれた。カルティエ・インターナショナルのバイスプレジデントであるアルノー・カレス(Arnaud Carrez)は、コンを「世界中のすべての世代のすべての女性にとって驚くほど刺激的な役割モデル」としてメゾンに迎えた。
コンは、1987年に『紅いコーリャン』で女優デビューした後、中国で最も有名な国際スターの1人としての地位を確立し、国内外で50以上の賞を受賞。昨今はカンヌ、ベルリン、ヴェネツィア、北京、上海、東京などの国際映画祭に審査員として出席している。2010年にはフランス政府によって芸術文化勲章評議員に中国人で初めて任命され、2015年には、国際連合が選ぶ人間文化において最も影響力のある16人のアーティストの1人に選ばれた。
コンは今回のアンバサダー就任について、「有名なジュエリーと時計のメゾンとして、カルティエは175年近くにわたってその作品で世界を魅了してきました。その好奇心、美しさへの視点、そしてスタイルのセンスで、メゾンは創造性の可能性を探求することを決してやめませんでした。これはカルティエの方法であり、それは私の哲学でもあります。カルティエは常に芸術と文化の世界を支えてきました。それは私に深く共感するものです。カルティエのハイジュエリーのブランドアンバサダーの称号を保持できることを光栄に思います。一緒に魔法の瞬間を作り出すことを楽しみにしています」とコメントしている。
「カルティエ」は今年からヴェネツィア国際映画祭のメインスポンサーにも就任しており、映画界との繋がりをより一層強めている。