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「シャネル」の2020年12月期決算は減収減益だったものの今期はすでに回復傾向

Jun 23, 2021.高村 学Tokyo, JP
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パリ・シャンゼリゼ通り

シャネル(CHANEL)」は6月15日、2020年12月期の通期決算を発表した。売上高は101億800万ドル(前年比17.1%減、約1兆1118億円*)、営業利益は25億8200万ドル(同34.0%減、約2840億円*)、純利益は13億8800万ドル(同42.4%減、約1526億円*)と減収減益だった。2020年度は好調なスタートをきったものの、コロナ・パンデミックにより店舗は休業し、製造ネットワークは停止するなど、厳しい1年であった。一方で、第4四半期からは販売が回復し、黒字は確保した。今期もすでに回復傾向にあるという。さらに、2020年にシャネルは11億2000万ドル(1232億円*)の設備投資を行い、そのひとつがパリに建設した「19M」だ。600人の職人が働く5階建の複合施設で、メティエダールと称される職人の技術やノウハウを発展させていくという。2021年は「シャネル」にとって節目の1年になる。創業者のココ・シャネル(Coco Chanel)の没後50年であり、「シャネル」のもっともシンボリックな香水「No.5」の誕生から100年目にあたるのだ。日本でも7月23日からドキュメント映画『ココ・ シャネル 時代と闘った女』が公開される。「シャネル」の今期の動向に注目したい。

*1ドル=110円換算(6月23日時点)

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