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Japan|就職したい企業第1位に選ばれたのはあの2社!!

Aug 30, 2020.久米川一郎Tokyo, JP
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繊研新聞8月27日号の「2021年春卒業予定者の就職意識調査」というのを読んだ。全国のファッション専門学校生1222人(男性231人、女性985人、不明6人)を対象にした調査である。調査がいつ行われたかは定かでないが、新型コロナウイルス感染拡大後ではあるようだ。

「好きなブランド」の1位ザラ(票数101)、2位メゾン・マルジェラ(53)、3位ジーユー(45)、4位コム・デ・ギャルソン(43)、5位ヴィヴィアン・ウエストウッド(40)、5位ディオール(40)、7位ユニクロ(34)、8位マウジー(33)、9位トーガ(32)、10位グッチ(30)、10位サカイ(30)と、SPAブランドとラグジュアリーブランドとデザイナーブランドが玉石混交状態である。夢と現実がない混ぜになっている。

「尊敬するデザイナー」も、「好きなブランド」にほぼ準じているが、18票を集めた9位の東佳苗(ひがしかなえ)は初めて聞く名前。1989年福岡県生まれで、Wikipediaには「デザイナー、アートディレクター、スタイリスト、映画監督。2018年にrurumu:としてブランドをリスタートすることを発表」とある。18票の支持を得ているのだから注目度は高く、今後注視しなければならない存在かもしれない。

それと「古着」パワーが今回の調査でも全開している。「よく買うブランド」の部門では、1位ザラ(176)、2位ジーユー(138)、3位ユニクロ(135)に次いで古着(66)は4位。「よく買い物する場所」では、1位ファッションビル(571)に次いで2位古着店(492)にランクインしている。これはリアル店舗の話だろうが、メルカリなどのフリマアプリを加えると多分実質的には第1位なのだろうなと思う。

ここまでは、尊敬するデザイナー部門の東佳苗を除くと、さほど驚くべき内容でもないのだが、次の「就職したい企業」のランキングを見て驚いた。1位をアイア(26)とイッセイミヤケ(26)が分けあっているのである。なぜ驚いたかというと、前年の13位から大幅に順位を上げたアイアについては、「若手育成のサポート体制が整っている」「福利厚生が充実」「向上心を大事にしてくれる」などの理由が目立ったというのだ。実際に働いたことがないから分からないが、「ルーニー」というブランドがよく売れているのは知っているが、その実態はスマホのゲーム(カードバトルRPG)が収益源で青山地区の不動産投資で大儲けした企業だと言われている。そのアパレル事業がどういうものなのかはよく分からない。すでに入社している先輩たちがその福利厚生やキャリアアップシステムの恩恵を受けているのであろうか。

もうひとつの第1位のイッセイミヤケ社については、最近内定取り消しがあったとして、テレビや新聞で報道された企業である。それでも就職したい企業だとすれば、どれだけすごい企業なのだろうか。就職したい理由は、「クリエイティブな感性を大切にしてくれそう」「海外でも活躍していて広い世界観を養える」「国内工場を昔から使っていて技術やストーリー性に惚れた」などかなり具体的で、「熱い」言葉が多い。すでに内定をもらっている専門学校生が書いているような感じでもあるが、これらの学生が無事入社していることを祈るばかりである。

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