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電通の20年12月期連結決算は237億円の最終赤字 リクルート株を売却し海外事業は約12%の人員を削減

Dec 7, 2020.高村 学Tokyo, JP
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大手広告会社の電通グループは12月7日、2020年12月期通期の連結決算予想(国際会計基準)を発表した。売上高にあたる収益は9287億円(前年同期は1兆478億円)、営業利益は114億円の赤字(同335億8000万円の赤字)、当期純損益は237億円の赤字(同808億9300万円の赤字)になる見込み。電通グループは、新型コロナウイルスの影響により、業績見通しをこれまで未定としていたが、2年連続で赤字となる見通し。

電通グループは、海外145カ国・地域以上で事業を展開しているが、海外事業に従事する全従業員の約12.5%を削減し、その費用として約561億円を計上する。また、11⽉30⽇には同社が保有するリクルートホールディングスの株式5355万株のうち4337万6000株を売却することを決定、売却益である約1550億円は2020年12月期の個別決算において特別利益として計上する見込みだ。

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