
三越伊勢丹ホールディングスなど主要百貨店5社が4月1日に発表した、3月の既存店売上高は全社で前年同月比2割を超える増収だった。3月に入り売上高は回復傾向にあるものの、新型コロナが直撃した昨年3月は前年比で全社とも約4割の減収となっており、一昨年の水準までには回復しておらず厳しい状況は続いている。
各社の前年同月比の売上高は、三越伊勢丹が31.1%増、高島屋が28.9%増、大丸松坂屋百貨店が33.3%増、そごう・西武が25.7%増、エイチ・ツー・オーリテイリングが32.7%増だった。宝飾や貴金属などの高額品が好調で、免税売上高も回復傾向にあり、三越伊勢丹、大丸松坂屋百貨店、高島屋は2桁増だった。