2月の全国百貨店売上高は前年比10.7％減、17カ月連続マイナス

日本百貨店協会が3月23日に発表した全国百貨店の2月売上高は、前年同月比10.7%減の3223億円で、17カ月連続でマイナスとなった。緊急事態宣言の延長による時短営業や、主要顧客である高齢層の外出自粛に加え、前年閏年による営業日数が減ったことなどが影響した。

地区別では、地方は9.0%減、大都市は11.4%減で地域間の差が縮小。東京地区の売上高は878億円で13.5％減、17カ月連続の減少となった。商品別では、株高を背景に高級時計などを含む美術・宝飾・貴金属は増勢で、8.9%増と2カ月ぶりにプラスになった。家庭用品は自宅で過ごす時間が増えたことにより調理家電や特選食器関連などが動き、0.2%増となっている。