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フランシス・クルジャンが「ディオール」パフューム部門のクリエイション・ディレクターに就任

Oct 10, 2021.西岡愛華Tokyo, JP
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パルファン・クリスチャン・ディオール(Parfums Christian Dior)は10月9日、パフューム クリエイション ディレクターにフランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)が就任したと発表した。クルジャンは、「ディオール」メゾンのフレグランス部門のトップとして、フランソワ・ドゥマシー(Francois Demachy)の後任を務める。

クルジャンは、25歳の時に自身初のメンズ・フレグランスとなる「ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)」の「ル・マル(Le Male)」を作り出し、キャリアをスタートさせた。2009年にビジネスパートナーのマーク・チャヤ(Marc Chaya)と「メゾン フランシス クルジャン(Maison Francis Kurkdjian)」を創業し、2017年にLVMHグループに加わった。そして現在では、全世界の香水業界を牽引する存在として知られている。また、「ディオール」を含むパフュームメゾンのために、彼は印象的な香りを作り出すことでも知られており、「クリスチャン ディオール」のために「オー ノワール(Eau Noire)」と「コロン ブランシュ(Cologne Blanche)」を製作した。2008年には美容雑誌からベスト パフューマーに選ばれ、彼のフレグランスの多くは国際的な賞を受賞し、2009年には、芸術文化勲章・シュバリエ(chevalier)を受勲した。

 パルファン・クリスチャン・ディオール社長兼最高経営責任者のローラン・クライトマン(Laurent Kleitman)は、「フランシス・クルジャンは洞察力に長け、情熱溢れる調香師であり、彼のクリエイティブなエネルギー、サヴォワール フェール、そしてフレグランスの専門性は、これから世界へと知れ渡るであろう、ディオールのフレグランスに大きな影響を与えます。フランシス・クルジャンは、1947年から続いている香りのヘリテージから、特別な花々と途方もない創造的イニシアチブに基づいて作品を作り出していきます」とコメントしている。

クルジャンは、「歴史に感化され、そしてこれからの未来を見据えた、クリエイティブな精神を持つパルファン・クリスチャン・ディオールの一員となれることれは大変光栄です。フレグランスを通して私のビジョンを共有できることを嬉しく思います。自分のメゾンでも創作しながら、メゾン ディオールでも働けることは大きな財産です。LVMHの一員として私を招いてくれたベルナール・アルノーに心から感謝します。クロード・マルチネス、ステファニー・メディオーニ、ローラン・クレイトマン、そしてマーク・チャヤのサポートに、お礼を申し上げます」と喜びを綴った。

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