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『映画秘宝』の岩田和明編集長がツイッターでの恫喝騒動の責任を取り辞任

Feb 2, 2021.高村 学Tokyo, JP
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映画専門雑誌『映画秘宝』を編集する合同会社オフィス秘宝は2月2日、岩田和明氏から編集長を辞任するとともに同社を退社する旨の申し出があり、これを受理したと発表した。岩田和明氏は先月、『映画秘宝』のツイッターの公式アカウントから一般人に対して、「深く深く心が傷付き、胸が張り裂けそうなほど大きなショックを受けて、死にたいです」などとダイレクトメッセージを送り、さらに同人物に直接電話するなどしていた。岩田氏はオフィス秘宝からの聞き取りに対して、ダイレクトメールを送ったことについて、「仕事などで疲労とストレスが溜まっていた際に、小誌編集部に対する意見を書かれいるツイートを拝見し、その内容によって頭に血が昇り衝動的に攻撃的な内容のメッセージを送った」と述べたが、同社はこれに対して「『映画秘宝』は映画から、差別や暴力の恐ろしさを学び、その上で弱者に寄り添うことを編集上のポリシーとして雑誌の制作を続けてきておりました。今回の岩田の行為は、本誌の心情と真っ向から対立する、許しようのない行為です」とする声明を発表、岩田氏に対して断固たる処分をするとしていた。

『映画秘宝』は2020年2月1日付で発行元の洋泉社が宝島社に吸収合併され解散するのに伴い、2020年3月号(1月21日発売)をもって休刊していた。その後、岩田氏が新たに代表として発足させた合同会社オフィス秘宝が『映画秘宝』の商標権を取得し、双葉社が発行元になり同年の6月号(4月21日発売)より復刊していた。2012年から編集長を務める岩田氏は、昨年の一時休刊に際して、「でも、やるんだよ!これから先の展開に向けて、立ち上がります」と、同じくツイッターの公式アカウントから読者らに向けてポジティブな発信をしていたにも関わらず、今回はそのツイッターで一般人を恫喝するという最悪の事態を引き起こしてしまった。

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