
香港の人気モデル“原宿女神”こと、エヴァ・チェン(Eva Cheung、通称evaちゃん)が手がけるブランドが2019年9月14日にラフォーレ原宿でデビューする予定だと、夫のトミー・イゥン(Tommy Yuen)が夫婦二人の近況としてフェイスブックに投稿した。
生まれも育ちも香港だが、evaちゃんは80年代ポップカルチャーを原宿スタイルに取り込んだ新しい「少女風スタイル」で、原宿系ファッションアイコンとして注目が集まり、『ナイロン ジャパン(NYLON JAPAN)』では読者モデル「Itガール」の人気第1位に選出された。ブロガーやモデル、DJとして多方面で活躍し、インスタグラムで約31万人、ウェイボーで約21万人のフォロワーを抱えている。
現在は海外でも活動の幅を広げている。モデルとしては、レディガガ(LADY GAGA)の元クリエイティブ・ディレクターのニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formechetti)の誘いにより、『デイズド&コンフューズド(Dazel&Confused)』の撮影に参加、フォトグラファーで編集者の米原康正から誘いを受け、東京の「HARAJUKU KAWAII GIRL PHOTO BOOK」にも参加した。NHKワールドの番組「kawaii international」では“香港のきゃりーぱみゅぱみゅ”として紹介された。
ファッション業界では、共同プロデュースしたブランド「ドレス・アンド・ダズル(Dress’N Dazzle)」が2013年に日本初上陸し、「渋谷パルコ」で発売イベントが開催された。2015年には、evaちゃん個人として原宿系ブランド「ギャラクシー(galaxxxy)」と、日本のファッションブランドとは初となるコラボを実施した。「ウィゴー(WEGO)」とも二度コラボし、日本、香港で限定アイテムを発売していた。
トミーの投稿によると、夫婦の貯金を資金としてオリジナルブランドを立ち上げ、香港でもブランド名は未発表なのだが、日本でのデビューを皮切りに、海外通販や海外市場への進出を目指している。evaちゃんの高い知名度でブランドの成功は期待できるだろう。