
PHOTO:SEVENTIE TWO
米国・ニューヨークを拠点とするスポーツ専門小売店フットロッカー(Foot Locker)は8月2日、日本のスニーカー専門店アトモス(atmos)を3億6000万ドル(約392億円*)で買収すると発表した。
アトモスは、日本国内に39店舗、国外で49店舗を運営するスニーカー専門のセレクトショップで、2020年度の売上は約1億7500億円(約190億円*)を記録し、その60%はECを通じての売上だった。今回の買収により、フットロッカーは世界第3位の経済大国である日本で戦略的な足場を構築し、グローバルリーチ拡大を加速させると見られている。
アトモス創設者の本明秀文は、「アトモスは裏原宿の裏通りにある小さな小売店として2000年に設立されました。スニーカー文化への情熱とお客様とつながる力が、これまでの成長の原動力となってきました。重要なのは、フットロッカーと我々がこの情熱を共有することです。私たちは彼らと力を合わせて、アトモスを次の成長段階に進められることを楽しみにしています」とコメントしている。同取引は、2021年の第3四半期後半に完了する予定だ。
*1ドル=109円(8月4日時点)