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女性蔑視発言で辞任したあの人も記者だった!「フジサンケイビジネスアイ」が休刊

Mar 18, 2021.久米川一郎Tokyo, JP
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日刊総合経済紙「フジサンケイビジネスアイ」が6月30日付で休刊することが産経新聞社とその100%子会社である日本工業新聞社によって3月15日発表された。1958年(昭和33年)1月に産業専門紙「日本工業新聞」として創刊され、その後2004年に「フジサンケイビジネスアイ」に改題し現在に至っていた。製造業を中心とする「日本工業新聞」時代は、「日経産業新聞」「日刊工業新聞」と並んで「産業三紙」とか「工業三紙」と呼ばれていたが、改題後は2008年にタブロイド判横書きのフルカラースタイルになり、さらにブルームバーグとの提携で最終面に「グローバル・ファイナンス」を設け、投資情報紙としての性格を強めていた。これに伴い価格改定で購読料は1カ月4200円、1部150円になっていた。

なお女性蔑視発言で辞任した森喜朗前東京五輪・パラリンピック組織委員会会長は早稲田大学卒業後に「日本工業新聞」の記者をしていたことでも有名だ。

休刊後は産経新聞に「フジサンケイビジネスアイ面」を新設し、ビジネスアイが注力してきた中小企業情報や業界情報をレポートするとしている。

インターネットメディアに押されて苦境に立つ新聞界からまた歴史のある一紙が姿を消すことになった。

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