「ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)」の創業者でデザイナーのジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)がイタリア共和国功労勲章の「カヴァリエーレ・ディ・グラン・クローチェ・デコラート・ディ・グラン・コルドーネ」を受勲した。6段階ある中で最高位に置かれるこの勲章は受勲者の大半を大統領や大統領経験者が占めており、第2位に位置する「カヴァリエーレ・ディ・グラン・クローチェ」が実質的な最高位であると考えられている。その中で、民間人がこれを受勲したことはイタリア国内でも大きな話題になっている。
イタリア共和国功労勲章は自国民のみならず外国人に対しても積極的に送られており、日本人だと明仁天皇が過去に受勲している。これより下位に置かれるものだと、映画監督の黒澤明や建築家の安藤忠雄、シェフとして知られる落合務などが授与されている。
ジョルジオ・アルマーニ本人は今回の受勲を次のように振り返っている。「この勲章は、私にとって特別な意味を持っています。この栄誉を授けてくださった我が国の大統領は、国家元首であるだけでなく、人としての価値、寛容さ、心の優しさにおいて疑う余地のない高尚な人物です。私はイタリアの代表となることを誇りに思うと共に、国全体を代表する大統領からこの栄えある称号を賜ったことを光栄に思います」。