GISELe(ジゼル)=主婦の友社(2005年10月28日創刊)
GLITTER(グリッター)=トランスメディア(2004年−2020年)
GLAMOROUS(グラマラス)=講談社(2005年3月7日−2013年7月5日)
GINGER(ジンジャー)=幻冬社(2009年3月23日創刊)
今回4Gを並べていて、驚いたのは「GINGER」が堂々と現在も発行されていたことだ(失礼!)。もちろん幻冬舎の最初の雑誌「GOETHE(ゲーテ)」(2006年創刊)も健在である。この2つの雑誌を継続するために、幻冬舎は上場を廃止した(2011年3月)と言われていたぐらいなのである。「雑誌が発行できないようでは一流出版社ではない」という見城徹創業社長の信念があるのだろう。閑話休題。
4G雑誌では「GLAMOROUS」が早い時期に休刊となり、「GLITTER」も発行元のトランスメディアが昨年1月に事業停止して任意整理に入った。トランスメディアはG-Vision Partners(ジービジョンパートナーズ)に事業譲渡。このG-Vision Partnersという企業の実態がよく分からないのだが、こんな時期に「GLITTER」創刊とはなかなか度胸がある。代表の塩原幸雄氏はテレビ東京出身者らしい。紙の雑誌は季刊で、テーマは従来と変わらず、「エイジレス&SEXY」だという。すでに創刊号は7月5日に発行された。表紙は錦戸亮と渡辺直美のダブル表紙。特にこの雑誌のツカミと言えるのは、編集長の長谷川ナオだろうか。コンデナスト・ジャパンの「VOGUE GIRL(ヴォーグガール)」編集部出身者だ。昔ならコンデナスト・ジャパン出身者が手掛けるような雑誌ではないように思うが、まあコンデナスト・ジャパンも色々と大変なようだからこんな人事もありなのだろう。
この雑誌のコンセプトや特集テーマとかは読んでいるうちに頭が痛くなってくるぐらいどこかで読んだようなものばかり。トランスメディアが経営難に陥ったときも「GLITTER」だけは黒字だったなんてことはまずないだろう。やり方を変えたら儲かるようになるマジックがあるなら教えてもらいたいものだが、勝算はゼッタイにあるのだろう。これだけ低迷している雑誌の世界で「え、そんなことあるのか!?」と我々の予想を木っ端微塵にしてもらいたいものである。ガンバレ!新生「GLITTER」!!