
「ザラ(ZARA)」や「ベルシュカ(Bershka)」を運営するインディテックスの取締役会は11月30日、新たな取締役会長にマルタ・オルテガ(Marta Ortega)を、新CEOにオスカル・ガルシア(Óscar García)を任命したと発表した。
2022年4月1日から新取締役会長に就任するマルタ・オルテガはインディテックスの創業者アマンシオ・オルテガ(Amancio Ortega)の次女であり、現在37歳。彼女は15年間インディテックスグループの別の領域で働いており、「ザラ」のブランドイメージ強化に貢献した。
新CEOに選ばれたオスカル・ガルシアは、発表があった11月30日付けでCEOに就任している。彼は2021年からインディテックスに入社し、企業とチームのマネジメントに貢献してきた。入社以前はスペインの他企業でトランスフォーメーションプロジェクトを牽引し、さらに弁護士として活躍した経験を持つ。
会長の交代に際し、取締役会は現取締役会長のパブロ・イスラ(Pablo Isla)の17年にわたるリーダーシップに感謝の意を表している。2005年からは副会長、2011年から会長として会社に献身してきた。就任期間中にはインディテックスは世界のファストファッション業界のリーディングカンパニーになり、デジタルトランスフォーメーションやサステナビリティの基準を作り上げてきた。
今回任命された2人の重職就任よって、2011年から行われていたインディテックス取締役会の世代交代が完了する。今回の任命は次回の株主総会で発表され、承認を得る予定だ。