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コナカ色に染まるサマンサは大丈夫か?

Jun 20, 2020.久米川一郎Tokyo, JP
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サマンサタバサジャパンリミテッド公式ホームページより

サマンサタバサジャパンリミテッドは6月21日に、東京・青山のシャルマンシーナ東京で初の結婚式の相談会「サマンサウェディングスペシャルフェア」を実施する。同社のジュエリーブランド「サマンサティアラ(Samantha Tiara)」がブライダル企業エスクリと提携して行っている「サマンサウェディング」の一環だという。

紳士服チェーンのコナカの子会社(コナカ出資比率59%)になって、いろいろと新しい試みが生まれているようだ。たとえば、4月1日にサマンサタバサグループでは初のオンライン入社式を行ったのだが、日本全国109名の新入社員は自宅でコナカのツーライン×ツープライス業態の「スーツセレクト(SUIT SELECT)」を着用したというのだ。その「究極のレディースブラックスーツ」を身にまとった109名は、2021年の春に向けて就職活動や新社会人生活に不安を抱く学生たちへ、「スーツセレクト」とサマンサタバサ女子社員が立ち上がる応援プロジェクトの第1弾なのだ。

いやあ、どうなんでしょうか。この「結婚相談プロジェクト」と「スーツセレクト」との共同プロジェクト、ちょっと目線が低過ぎないか。はっきり言って、あの寺田和正・創業者なら絶対に“NO!”とダメ出しした企画なのだ。サマンサらしいちょっとナマイキ&キュートな感じが企画にないのだ。このブランドは、ヒルトン姉妹、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)、ビヨンセ(Beyoncé)、ミランダ・カー(Miranda Kerr)というバタ臭いキャラクターでのし上がってきたブランドなんですよ。ちょっと落ちてもAKB48なんですよ。それが、結婚相談会だとか黒の「スーツセレクト」とか、これはないんじゃないかな。寺田色を払拭して、コナカ色に染めようという狙いがアリアリだ。しかし、寺田式の「手に届きそうなオシャレ感」という絶妙のマーケティングを捨てて、「多少目標を下げても必ず手に入れる」式のマーケティングを今どきの若い女の子が受け入れるのかどうか。下手したらマスマス状況は悪くなりそうな気がしないでもないのである。杞憂に終わればよいのだが。

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