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イタリア渡航歴120回の干場義雅氏がアドバイザーに就任!イタリアの日本未上陸ブランドを紹介するプロジェクトが始動

Sep 9, 2021.高村 学Tokyo, JP
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「THE NEW ITALIAN COOL」プロジェクト発表会での干場義雅氏(PHOTO:SEVENTIE TWO)

在日イタリア商工会議所(ICCJ)は9月9日、日本に未上陸のイタリアのファッションブランドを支援する新たなプロジェクト「THE NEW ITALIAN COOL」を今秋から始動すると発表した。このプロジェクトは、コロナ禍により海外のファッション見本市に行くことができないバイヤーとイタリアの新進ブランドをマッチングし、ビジネスチャンスを提供することを目的に発足した。9月15日にはICCJ内に展示会ショールームを開設し、デジタルとフィジカルの両面から双方のマッチングを促していく。このプロジェクトのアドバイザーには、「FORZA STYLE」編集長でファッションディレクターとしても活躍する干場義雅氏が就任した。これまでに120回以上のイタリア渡航歴がある干場氏だが、コロナ禍の影響で2020年1月に開催されたピッティウオモとミラノコレクションを最後に、イタリアには1年半以上渡航できていないという。「イタリアの今のファッションを早く見せて欲しいという思いがあります。そして、まだ知られていないイタリアの良質なブランドを日本でインフルエンスしていくのがアドバイザーとしての私の役割」と意気込みを語る。

イタリアのファッション業界は、「ジョルジオ・アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」を筆頭に、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」や「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」といった世界的ブランドを輩出してきた。干場氏は「これまで世界中のファッションをいろいろと見てきましたが、イタリアファッションのクオリティや素晴らしさはその中でも突出しています。そして、日本とイタリアはファッションにおいて切っても切れない関係です」と語る。この良好な関係を途絶えさせないためにもICCJは今回のプロジェクトを立ち上げ、両者の橋渡し役を担っていく。現在は渡航制限があり、日本のバイヤーも以前のように海外で新たなブランドを発掘する機会が限られてはいるが、それでも新しいブランドは次々とデビューしている。ICCJが提供する商談の場で、少しずつでも取引が成立することに期待したい。「THE NEW ITALIAN COOL」プロジェクトにはすでに15のイタリアのファッションブランドが参加しており、終息の見えないコロナ禍ではあるがICCJの今後の活動に注目したい。

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