オーダーメイドブランド「カシヤマ」が中国での展開を本格始動　上海2号店を10月中旬にオープン

オンワードホールディングスは、子会社のオンワードパーソナルスタイルが取り扱うオーダーメイドブランド「カシヤマ（KASHIYAMA）」の中国展開を本格的に始動させる。8月15日にオープンした上海1号店に続き、10月中旬に2号店をオープンする予定だ。

上海1号店の「KASHIYAMA新華聯大厦店」は、上海市で最も有名な高級ショッピングストリートのひとつである淮海中路（ワイハイジョンルー）エリアにある商業施設内にオープン。同エリアは、欧米ラグジュアリーブランドのショップが多く軒を連ねるとともに、日系ブランドの旗艦店も集中しており、買い物に訪れる多くの人々に向けてオーダーメイドの新しいスタイルを提案している。中国における新たな販売手法として、グループ現地法人である恩瓦徳時尚貿易（中国）有限公司による地域に根差した店舗運営に加え、SNSを活用したプロモーションを展開。TikTokでの動画配信によるサービス内容や1週間納品の工程紹介、WeChatを用いたモーメンツ広告の配信、中国最大級の口コミサイト「大衆点評（たいしゅうてんぴょう）」への店舗情報登録など、さまざまなデジタル施策を行い、その効果もあってか順調なスタートを切っているという。

上海2号店となる「KASHIYAMA新虹橋大厦店」は、日本企業が数多くオフィスを構える虹橋経済開発区にオープン。現地企業に勤める人だけでなく、日本からのビジネスマンに向けても、ブランドの世界観を発信していく。また、現地ECサイトのオープンも予定しており、ネットの積極的な活用も含めてオーダーメイドをもっと身近に感じられるようなサービスを提供していくという。