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LVMHジャパンが女性の再就職とキャリアアップをサポートするプログラムを開始

Apr 16, 2021.Tokyo, JP
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LVMHジャパンは、4月15日より女性の再就職とキャリアアップをサポートする「ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム」を開始した。プログラムは、主に結婚・出産・育児・介護などの理由で離職せざるを得なかった女性および性自認が女性の方を対象とし、その再就職をサポートするため、ファッション、コスメティックス、ウォッチ&ジュエリーの販売における専門的な知識と経験を得るための学習機会とトレーニングを提供するものだ。4月15日にスタートする第1回目の「ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム」には、ファッション業界での経験者に限らず、さまざまなバックグラウンドを持つ12名を迎えた。

プログラムは学校法人 日本教育財団の国際ファッション専門職大学および専門学校 モード学園とのパートナーシップのもとに実施され、参加者は1年間にわたり両校の総合校舎コクーンタワー50階にてファッションと美容の基礎知識を学ぶ座学授業や、接客やメイク、スタイリングの実習授業、国内外のビジネスリーダーによる講義などの特別カリキュラムを受講する。同時にLVMH傘下ブランドまたは部門のスペシャリストをメンターとして店舗でのトレーニングを実施し、クライアント・アドバイザーとしての実務経験を積むことができる。

プログラムの受講生は、特別カリキュラムの授業料は免除され、さらに職場実習期間には生活支援の手当が支給される。1年間にわたる授業およびトレーニングを終了すると卒業証書が授与され、LVMH傘下ブランドでクライアント・アドバイザーとしての就職チャンスを得ることができる。2021年のプログラムでは「ブルガリ(BVLGARI)」「セリーヌ(CELINE)」「クリスチャン・ディオール・クチュール(Christian Dior Couture)」「フェンディ(FENDI)」「フレッド(FRED)」「ゲラン(Guerlain)」「ロエベ(LOEWE)」「ロロ・ピアーナ(Lolo Piana)」「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」「マーク ジェイコブス(Marc Jacobs)」「パルファン・クリスチャン・ディオール(Parfums Christian Dior)」「タグ・ホイヤー(TAG Heuer)」が参加している。

LVMHジャパン代表取締役社長のノルベール・ルレ(Norbert Leuret)はプログラムについて「このたび日本で、国際ファッション専門職大学と専門学校 モード学園とのコラボレーションの下、『ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム』をローンチできることを大変嬉しく思います。LVMH では常に、パーソナルライフ バランスを踏まえた上で、女性のプロフェッショナル キャリアを実現することに情熱を注いでいます。その観点から、女性の復職を支援することは非常に重要であると同時に、高い意欲を持つ新しい才能を迎え入れ、LVMHならではの専門的な知識を継承することを目指しています。女性の活動を支援することにより、日本社会全般に貢献し、すべての人にとってより良い未来へ繋がると確信しています」とコメントした。

LVMHジャパン 人事担当シニア・バイスプレジデント のステファン・ヴォワイエ(Stephane Voyer)は、「日本では、働く女性の約3分の2が結婚や出産を機に離職しており、また経済危機やリストラの影響を最初に受けるのも女性です。多くの女性たちが復職を望まれていますが、フルタイムの仕事に戻ることは容易ではありません。LVMHにとって、『ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・プログラム』の設立を通じて日本の女性の復職を支援することは、重要な使命だと考えています」と語った。

学校法人日本教育財団の後藤京子理事はプログラムについて「今回のLVMHのプログラムに我々の教育内容が認定されたことで、人材育成を通じて社会全体への貢献につながる教育活動ができることを嬉しく思います。本学では卒業生が活躍することが何よりの財産だと考え、在学中の就職指導だけではなく、卒業後の転職や再就職の就職指導をサポートする『生涯バックアップシステム』を導入し、これまで結婚や出産後のタイミングで就職指導を活用した卒業生もいます。またキャリアアップに必要なスキルを身につけることができるよう夜間や土曜に短期コースも設置するなど、これからも女性はもちろん、社会人の学び直しにも貢献していきたいと考えています」とコメントした。

 

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