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Japan|ユニリーバが採用選考における履歴書から顔写真や性別情報をなくすことを発表

Mar 6, 2020.Tokyo, JP
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「ラックス(LUX)」や「ダヴ(DOVE)」などのブランドを手がける日用品大手のユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングは2020年3月6日、全ての採用選考の過程で顔写真の提出や応募者への性別に関する一切の項目を排除し、個人の適性や能力のみに焦点を当てた採用をしていくことを発表した。

顔写真や氏名を見ればジェンダーや容姿の印象が少なからず情報として入ってきてしまう。実際に「ラックス」が採用の書類審査を担当することがある会社員、会社経営者424名にアンケート調査を実施したところ、約4人に1人が、「採用過程において、男性と女性が平等に扱われていない」と感じていることが分かったという。そこで「ラックス」は、髪だけではなく生き方の全てをケアすると定義し、女性と社会の円滑な関係づくりをサポートする「LUX Social Damage Care Project」を立ち上げ、その第一弾として今回の方針を決定した。性別が分かるような情報も全て無記載とする新しい採用のかたちを、賛同した人材会社のパートナー企業と共にスタートし、個人の意欲と能力のみに焦点を当てる。

また、ユニリーバは職場でのジェンダーバランスを平等にする取り組みを長年にわたって積極的に推進してきた。2010年には「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン」の目標のひつとして「2020年までに全世界の女性管理職比率を50%まで引き上げ、ジェンダーバランスを達成する」というコミットメントを発表したが、1年前倒して今年達成した。日本においては女性管理職比率38%を実現している。

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