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Global|第1四半期赤字転落のインディテックスが打ち出す大手術

Jun 11, 2020.久米川一郎Tokyo, JP
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インディテックス社が発表した第1四半期(2月〜4月)決算がなかなか衝撃的だった。売上高は前年比44.7%減の33億300万ユーロ(約4062億円*)、EBITDA(利払前、税引前、減価償却前の利益)が同71.1%減の4億8400万ユーロ(約595億円)、純損失は前年同期の7億3600万ユーロ(約905億円)の黒字から4億900万ユーロ(約503億円)の赤字に転落した。今後の大量閉店に伴う巨額の引当金を計上しており、この引当金除いた純損失は1億7500万ユーロ(約215億円)だった。

インディテックス社は、2021年までに全体の13〜16%に当たる1000〜1200店をクローズすると発表している。うち主力ブランドの「ザラ(ZARA)」は300店程度、「プル&ベアー(PULL&BEAR)」が150店程度、「ベルシュカ(Bershka)」が150店程度になるという。不採算店や小型店がクローズの対象になっている。

SPA(アパレル製造小売業)のナンバーワン企業のインディテックスがどの程度の第1四半期決算になるのか注目されていたが、いわゆる営業利益にあたるEBITDAは売り上げの10%を超える水準ではあったものの、閉店引当金を除いても第1四半期が4億900万ユーロの赤字だったのはかなり重症だ。第2四半期(2月〜7月)にどの程度のリカバリーができるのか大注目である。

なお同社は2019年には総売上高の14%だったEC売り上げを2022年までには25%以上に引き上げるために270億ユーロ(3兆2670億円)を投資するという。これはかなりすごい投資額だ。日本の某大手アパレルのEC化推進投資額ほぼ20倍の金額である。

*1ユーロ=121円換算(2020年6月11日時点)

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